様々な柄が人気のコルクフローリングですが、
施工時に、養生テープの種類によっては、
貼った部分と貼っていない部分とで色差が出てしまうことがあります。
今回、5種の柄にそれぞれ3種類の養生テープを2か月間貼って、実証実験を行いました。
◆使用した柄:(写真左上から時計回りに)トラディショナル、ナイトシェード、ムーンライト、ティミッド、チェスナット

◆使用した養生テープ:①光洋化学 カットエースFG 床養生用 グリーン(強粘着)
②日東電工 No.395N 床養生用 さくら色(弱粘着)
③積水化学工業 マスクライトテープ No.730 グリーン(中粘着)

◆実験結果
【トラディショナル】 すべて色差はありませんでした。
【ナイトシェード】 すべて色差はありませんでした。

【ムーンライト】 すべて色差はありませんでした。
【ティミッド】 色差がありました。

拡大した様子。うっすらと線が見えます。

【チェスナット】 すべて色差は見られませんでした。

このように、柄とテープの組み合わせによっては色差が出てしまうことが判明しました。
コルクフローリング(ティミッド)施工時には、
粘着力の強すぎないものを使用していただくようお願いします。
養生テープの実験は、他の商品でも行っていく予定です。ご期待ください!
記事:野口
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こんにちは、栗原です。
今回は【コルクフローリング特集】ということで、
最後に施工動画を紹介させてください。
動画は、わたしが実際にマンションのリビングに
コルクフローリングを施工したときのものです。
不器用&インドア派なので、作業には全く自信がありませんでしたが、
(比較的)簡単に施工できることができました!
全体の流れ、注意していただきたいポイントも記載されているので、
購入をご検討いただいている方はもちろん、
普段、コルクフローリングをお使いいただいている方にもおすすめの動画です。
カッターの使い方や最後の列の納め方など、
少し難しいところもありましたが…
軽いので女性でも運びやすく、
施工にも力がほとんど必要ないので、
他のフローリングと比べると簡単に施工することができると思います!
ぜひ一度ご覧いただけますと幸いです*
コルクフローリングについてはこちら
記事:栗原
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幼稚園・保育園での消毒でよく使用される「次亜塩素酸」の薬品を用いて実験を行いました。
◆使用したフローリング
・コルクフローリング トラディショナル(左)
・コルクフローリング チェスナット(右)

◆使用した薬品
『キッチンハイター』(次亜塩素酸濃度6%)
*参照元:https://www.kao.co.jp/pro/product/detail/qa/1600_qa.html

◆実験方法
キッチンハイターを6倍に希釈(有効塩素濃度:1%)し、コルクフローリングの表面に塗布。
時間をおいて、ふき取り。変色等がないか確認。
*吐しゃ物の処理には有効塩素濃度1000pm(0.1%)以上の希釈液が推奨されています。
◆実験結果
【塗布後、すぐに拭き取り】 表面に変化は見られませんでした。

【塗布後、5分後に拭き取り】 表面に変化は見られませんでした。

【塗布後、12時間後に拭き取り】
蒸発して白くなった部分はあったものの、水拭きですぐに落ちました。(表面に変化は見られませんでした。)

◆総評
コルクフローリング表面に薬品を使用しても変化は見られませんでした。
※目地部分については、シーラー処理はしていますが、表面に比べると撥水性が劣ります。
水や薬品等こぼした際には、早めに拭き取っていただくことをお願いしております。
記事:栗原
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いきなりですが、問題です!
以下の4つの木材、どれが何の塗装をしているか分かりますか?

答えはこちら!

光に当てると無塗装とオイルは木目がよく見え、木の質感がわかります。ウレタンは木目が分かりにくく、艶があるのがわかります。ウレタンは艶消しタイプでも他の3つと比べると艶がありますね。
それぞれの塗装の違いは、
【無塗装】・・・何も塗装をしていないもの。
【オイル塗装】・・・オイルを木に浸透させ、内部から木を保護するもの。
【ハードワックス塗装】・・・ハードワックスオイルを木に浸透させ、内部から保護するとともに表面にも薄い膜をつくり、保護力を高めたもの。
【ウレタン塗装】・・・木の表面に薄くウレタン樹脂で膜をつくり、木を保護するもの。
1つでも何の塗装をしているか分かった方、おめでとうございます!!
今回は、上記の塗装の中でも「オイル」と「ウレタン」による①水滴、②体感、③傷の補修を比較してみました。
① 水滴
オイルとウレタン塗装の上に水滴を垂らしてみました。

【拡大写真】

ウレタンの方は、水滴がぷっくりとしていて水をはじきやすいことがわかります。オイルの方はへた~っとしていています。
②体感
オイルはさらさらとした感覚があり、節などの凹凸が手によく伝わります。
一方、ウレタンは木の質感はなく、つるつるとしています。少し圧力を加えて手を離すと、くっついてくるような感覚があります。
質感の違いを伝えるために、指とティッシュで表面をこすってみました。
指でこすると、オイルは何も音がしませんでしたが、ウレタンは「きゅっ」という音がしました。
③傷の補修
傷がついたパイン。左がウレタン、右がオイルです。

まずは木に水を含ませます。
(※今回は分かりやすいように水滴を垂らしていますが、実際の傷の補修では水分を含ませたティッシュなどを置きます。)

そして待つこと4分。水滴を拭きとってみると…

ウレタンの傷は変化がありません。オイルは線状の傷が目立たなくなりました。
さらに、傷の部分にペーパーを当てました。

左のウレタンは、ペーパーをあてると塗膜が剥がれ白い粉がたくさん出てきました。木の部分を削るには時間がかかり、すぐには修復できませんでした。右のオイルはすぐに木の部分が削れ、ウレタンよりも早く補修できました。

こちらの写真は、ペーパーを当てたあとの様子です。
光に当てると、ウレタンはペーパーを当てたところだけが剥がれて目立ちます。オイルは節の上のペーパーを当てた場所が少し目立ち、ざらつきがあります。
以上が今回の実験結果です!
2回の実験を通して、オイルとウレタンはどちらもメリットとデメリットがあることがお分かりいただけたかと思います。
その上で大和屋がおすすめしているのはオイルです。
なぜなら大和屋が扱うのは「ほんもの」の木。
オイルは無垢との相性が良く、木の素材を活かすことができます。木の質感やぬくもりを、オイルは伝えることができます。
傷つきやすくて汚れやすいと捉えられることもありますが、傷や汚れは木を削れば直せますし、ものを大切に使うこともできます。
木の良さをひきだすオイル塗装、ぜひご検討ください。
なお、オイル一覧はこちらからご覧いただけます。
*塗装に関する記事は今後も配信予定です。お楽しみに!
記事:野口
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