◆塗装の違い(オイルとウレタン)◆
- 2019年08月09日
- 実験
いきなりですが、問題です!
以下の4つの木材、どれが何の塗装をしているか分かりますか?

答えはこちら!

光に当てると無塗装とオイルは木目がよく見え、木の質感がわかります。ウレタンは木目が分かりにくく、艶があるのがわかります。ウレタンは艶消しタイプでも他の3つと比べると艶がありますね。
それぞれの塗装の違いは、
【無塗装】・・・何も塗装をしていないもの。
【オイル塗装】・・・オイルを木に浸透させ、内部から木を保護するもの。
【ハードワックス塗装】・・・ハードワックスオイルを木に浸透させ、内部から保護するとともに表面にも薄い膜をつくり、保護力を高めたもの。
【ウレタン塗装】・・・木の表面に薄くウレタン樹脂で膜をつくり、木を保護するもの。
1つでも何の塗装をしているか分かった方、おめでとうございます!!
今回は、上記の塗装の中でも「オイル」と「ウレタン」による①水滴、②体感、③傷の補修を比較してみました。
① 水滴
オイルとウレタン塗装の上に水滴を垂らしてみました。

【拡大写真】

ウレタンの方は、水滴がぷっくりとしていて水をはじきやすいことがわかります。オイルの方はへた~っとしていています。
②体感
オイルはさらさらとした感覚があり、節などの凹凸が手によく伝わります。
一方、ウレタンは木の質感はなく、つるつるとしています。少し圧力を加えて手を離すと、くっついてくるような感覚があります。
質感の違いを伝えるために、指とティッシュで表面をこすってみました。
指でこすると、オイルは何も音がしませんでしたが、ウレタンは「きゅっ」という音がしました。
③傷の補修
傷がついたパイン。左がウレタン、右がオイルです。

まずは木に水を含ませます。
(※今回は分かりやすいように水滴を垂らしていますが、実際の傷の補修では水分を含ませたティッシュなどを置きます。)

そして待つこと4分。水滴を拭きとってみると…

ウレタンの傷は変化がありません。オイルは線状の傷が目立たなくなりました。
さらに、傷の部分にペーパーを当てました。

左のウレタンは、ペーパーをあてると塗膜が剥がれ白い粉がたくさん出てきました。木の部分を削るには時間がかかり、すぐには修復できませんでした。右のオイルはすぐに木の部分が削れ、ウレタンよりも早く補修できました。

こちらの写真は、ペーパーを当てたあとの様子です。
光に当てると、ウレタンはペーパーを当てたところだけが剥がれて目立ちます。オイルは節の上のペーパーを当てた場所が少し目立ち、ざらつきがあります。
以上が今回の実験結果です!
2回の実験を通して、オイルとウレタンはどちらもメリットとデメリットがあることがお分かりいただけたかと思います。
その上で大和屋がおすすめしているのはオイルです。
なぜなら大和屋が扱うのは「ほんもの」の木。
オイルは無垢との相性が良く、木の素材を活かすことができます。木の質感やぬくもりを、オイルは伝えることができます。
傷つきやすくて汚れやすいと捉えられることもありますが、傷や汚れは木を削れば直せますし、ものを大切に使うこともできます。
木の良さをひきだすオイル塗装、ぜひご検討ください。
なお、オイル一覧はこちらからご覧いただけます。
*塗装に関する記事は今後も配信予定です。お楽しみに!
記事:野口
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