正しくないことを見せる
- 2015年02月06日
- お知らせ
こんばんは、サンプルシールを剥がそうとしたら、シール紙が途中で破れてしまい、とても残念な宮崎です。
紙の繊維の結合力より、のりの接着力の方が強かったようです。皆さんも、一度くらいは経験があると思います。
似た様な事が、お引渡し後のお宅で起こってしまいました。
そのお宅は北欧パインフローリング20mm厚を納めさせていただいたのですが、無垢フローリングに慣れていない大工さんが、誤って実部分にまで接着剤を塗布してしまったのです。
悪いことに、そのお宅は床暖房を採用していました。
先日公開した かわら版通信・大和屋実験教室にもある通り、無垢材ですから、動きがあります。
よく乾燥させた木材にこだわっているとはいえ、全く動かないということはありません。
実験値を参照すると、1.95mm実がすく分の力がかかっていることになります。
通常であれば、実の部分に動きの力がかかり、外れない程度に実がすくだけで済むのですが、今回は実がすくことができずに、床が割れてしまいました。
木の繊維の結合力より、接着剤の接着力の方が強かったようです。
自社実験によりすいた状態のレッドパインフローリング
ありがたいことに、自然素材を今まで使っていなかったお客様からも商品のお問合せをいただくことが増えています。
そんな時、今回のように「正しく施工した正しい結果」を伝えるのはもちろん、「正しくないことをした結果」のリスクもしっかりと伝えられるように準備したいと思います。