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木製玄関ドア

屋外は室内に比べて、紫外線や雨風、気温の変化、シロアリやカビの被害など、木にとって過酷な環境です。
木を保護し、美しい状態を長持ちさせるためには、木の特徴を活かした定期的なお手入れが必要です。
上手に付き合い、天然木の醸し出す味わい深い経年美をお楽しみください。



◆ 注意事項

・塗装に使用した布等は、自然発火を避けるため、記載の方法で正しく処分してください。
・鍵穴には鍵穴専用の潤滑剤を使用し、油系の潤滑油は使用しないでください。

◆ハンドル・シリンダーのお手入れ

■ 日常のお手入れ

やわらかい布でカラ拭きをします。
落ちにくい汚れに対しては、水で薄めた中性洗剤を使用し、カラ拭きで仕上げてください。
下枠の溝は特に砂、ホコリ、ゴミなどがたまりやすい所です。
軽快な開閉をするために、定期的に 掃除をしてください。

■ 半年~1年に1度のお手入れ

鍵穴のゴミをホコリは掃除機で吸い出したり、
エアダスター等を使用して吹き飛ばしてください。
鍵本体の溝やくぼみにたまった汚れは、古い歯ブラシ等で
掻き出します。



◆ドア表面・木枠のお手入れ

■ 日常のお手入れ

月に1・2回程度、乾いた布(Tシャツやシーツなどのやわらかい布)で表面のほこりやチリのふき取り掃除をします。
雨水がかかったり、汚れがついた時は、早めにカラ拭きをしてください。

■ 半年~1年に1度のお手入れ

表面の劣化、かさつき、割れなどを防ぐため、定期的にオイルの再塗装を行います。
基本的には付属のエクステリアオイル ナチュラルを使用しますが、新築時に別のカラーオイル等を塗装している場合は、
施工店へ確認をして同じオイルを再塗装してください。
※種類の異なるオイルを使用すると、変色したり、シミになる可能性があります。


■ オイルの塗装方法
  ※塗る量・回数等は、オイルの使用方法に従ってください。

    

①乾いた布で、表面のほこりやチリを取り除きます。
 ひどい汚れやカビがある場合は、下項目を参考に除去し、素地を整えます。
②よく乾燥していることを確認した上で、オイルの再塗装を行います。
 ドアの表面だけでなく、裏面(室内側)および木枠にも塗装をしてください。
 片面のみの塗装は、ドアが反る原因となります。
③オイルが完全に乾くまでには、天候によって24~48時間ほどかかります。
 その間は手を触れたり、水や汚れがかからないよう、特に注意してください。




※使用した布類の処理方法(自然発火注意)
 オイルの付着した布や木粉は、酸素と反応して自然発火する恐れがあります。
 水と共にビニール袋に入れ、空気を抜いて口を縛り、密閉して処分してください。




◆こんな時は?

■ ハンドルが回りにくい

スプレー式潤滑油等で注油をしてください。丁番がぎーぎー鳴る場合も同様です。

■ 鍵が回りにくい

鍵穴のホコリの除去を行った後で、鍵穴専用の潤滑剤を少量注入してください。
※玄関ドアに付属しているメンテナンスオイルは、表面の木部専用のオイルです。
鍵の潤滑剤としては絶対に使用しないでください。オイルにほこりが付着し、鍵穴がつまる恐れがあります。
スプレー式潤滑油も、同様に使用しないでください。

■ 汚れが ひどい

エクステリアクリーナーを使用するか、やや粗めのサンドペーパー(150番)で汚れを削り落とし、オイルの再塗装を行ってください。

■ 木が白く変色した

紫外線などで木の色が抜けてしまった状態、または浸透していたオイルが徐々にとれ、木がパサパサになっている状態です。 オイルの再塗装を行ってください。

■ 木が黒く変色した

原因はカビと思われます。下記のように対処してください。
※最初に拭くと、カビの胞子を拭き広げてしまうので注意。
①消毒用エタノールを全体にスプレーし、乾燥させます。
②雑巾でカビを拭き落とします。
③サンドペーパーを粗いものから順にかけます。
 (100番 → 150番 → 240番)
④オイルの再塗装を行ってください。


◆木製玄関引き戸のメンテナンス



『木製玄関引き戸』のメンテナンス方法を動画でまとめました。
サンドペーパーを当て汚れを落とし、オイルで再塗装する様子を掲載しています。
注意事項等も記載しておりますので、ぜひご活用ください。