大和屋株式会社 > 幼稚園・保育園の取り組み
[建築木材リサイクルワークショップ]

2016 年と2017 年に参加したイタリア幼児教育研修ツアーで
「レミダ」という施設を見学。
それは地域の会社から集められた廃材を集め、
こどもたちがそれらを使ってアート活動を行うことができる施設でした。
わたしたちにも同じような活動ができないか、と考え始めたのが
「大和屋版レミダ」です。
それまでお金をかけて処分していた、現場であまった
廃材を、建築木材リサイクルワークショップの
材料として活用しています。
●黒板づくり
余ったベニヤ板にヤスリをかけ、
天然成分の黒板塗料を塗ってつくるミニ黒板。
黒板立てもセットにして
卒業制作などで活用していただいています。
●作品づくり
不揃いにカットされた木材と、
松ぼっくりやビーズなど他の材料を自由に使い、
こども達が自分たちで考えて作品をつくります。
こどもたちの豊かな想像力と、集中力に毎回驚かされています。
●お箸づくり
ヒノキの棒をカンナで削りヤスリをかけて仕上げるお箸づくり。
カンナくずはお家に持ち帰り、メッシュに入れてお風呂に入れれば
ヒノキ風呂の香りを楽しむことができます。
これらのワークショップの前には
「木」のいろいろな姿・使われ方についての紙芝居を行い、
木について楽しく学んでもらいます。
また、木廃材のリサイクルをしながらこども達に木にふれてもらい、
「ものづくり」の楽しさや「ものを大切にするこころ」を
育めるような活動を続けています。
[木造園舎見学ツアー]

園舎づくりを計画するにあたり、普段他の園舎を
見学する機会がないため「他の園舎を見てみたい」
というご要望をいただき始めたのが、
私達の得意とする「木をたくさん使った園舎」を
ご案内する木造園舎見学ツアー。
園舎を設計された設計士さんもお招きし、
理事長先生とともに設計のポイントについてのお話を
伺いながら、園舎をじっくりと見学していただきます。
園舎の新築・建て替えなどのご計画がある方々が集まり、
有意義な情報交換の場としてもご活用いただいています。
[ 北欧園舎とのつながり|北欧園舎見学ツアー]

2010 年より幼稚園・保育園の「園舎づくり」に
特化してきた大和屋。
スウェーデンを始めとした北欧からの
良質な木建材(フローリング・ウッドデッキなど)を
直輸入している経験を活かし、
「北欧園舎視察ツアー」を企画・開催しています。
2008 年にスウェーデンで開催された
国際建材展の視察の際、福祉先進国でもある
スウェーデンの保育施設を見学。
実際に現場を見学し、北欧の教育に
大きな価値を感じたわたしたちは、2011 年に
「北欧園舎視察ツアー」を企画しました。そして2012 年、初めて
「スウェーデン・オランダ園舎視察ツアー」を開催。
その後も、スウェーデン、ノルウェー、ドイツ、デンマーク
といった国々の園舎視察ツアーを行っています。
実際に現地の園舎を訪れることで
日本とは違った建築や教育のあり方にふれることができる
ツアーとなっています。
こういった、北欧とのつながりを生かした、
大和屋ならではの企画を今後も行っていく予定です。
[保育士体験]

200 以上の園舎施工に関わり、施工現場を
ずっと間近に見てきたわたしたちですが、
お施主様と顔を合わせる機会はほとんどありませんでした。
そこで2年前から始めた取り組みが「保育士体験」です。
実際に保育士の仕事を体験することで、
園児や保育士さん達の使い方を見ることができるだけでなく、
使用感を自分たちでも実感することができます。
ただ単に現場を施工するだけではなく、
お施主様の視点に立って、よりよい提案へと
つなげられるよう始めた取り組みです。
[インタビュー・メンテナンス活動]

これまで多くの園舎施工に携わるなかで行っているのが、
理事長や園長先生へ園についてのインタビュー。
その内容は「くまがやねっと」という
熊谷市周辺地域の情報発信WEBサイトにも掲載しています。
また、無垢材は施工後もお手入れが大切。
なにかあった際には実際にメンテナンスに伺うこともあります。
インタビューやメンテナンスを通じて、
「園を施工して終わり」ではなく、なにか起きたときに
話やすい関係づくりを進めています。