タモ・ナラの輸出入厳格化


こんにちわ、山岡です。

日本でも人気の木材である「タモ」「ナラ」材が今後供給が少なくなり、価格が高騰してくる見込みです。

神崎・本牧モデルハウス オーク180オイル (5)
(大和屋オーク180)

近年では国産の良材が枯渇しているため中国、ロシアからの輸入に頼っている状況です。しかしながら、両国において伐採・輸出に関して大きな制限がかけられるようとしています。

中国では今年4月に「中国黒竜江省及び大興安嶺全域における天然林伐採を全面禁止措置」、さらに、来年4月からは「吉林省も伐採禁止」という通達があり、将来的には中国東北全域に波及すると考えら、この広大な地域での良質な材の入手が不可能となってきます。

また、ロシアに関しても、国内のタモおよびナラの違法伐採が合法伐採に匹敵する量に及んでいる状況を鑑みて、ワシントン条約事務局に申請を出した、とのことです。
これにより、輸出入には政府の許可が必要となります。
数少ない合法木材の取り合が起こり、価格高騰が見込まれます。

森林資源はもともと消費と生産を循環させてきていましたが、バランスを崩してしまいました。これをもとに戻すには、大きな労力とコストが必要になります。
木材を購入する際には、それが正しく適法に伐採されたものとして確認できる材の購入をお願いいたします。

大和屋では違法伐採材を購入しないように確認し、「FSC認証材」を多く扱っております。

fscl

FSCについて
http://www.wwf.or.jp/activities/nature/cat1219/fsc/