木の輪染み対策
- 2015年02月03日
- お知らせ
木のテーブルや無垢フローリングでよくあるコップの「輪染み」
無垢の床などでもよくありますね。
対処法を弊社でお世話になっておる木部の補修屋さんに聞いてみました。
仕上げによって対処が変わってきます。
【オイル塗装】
大和屋では家具・フローリングともに多くの製品がオイル塗装品です。
これは同じオイルを塗布していくことで消えていきます。
内部に残っている水分を追い出すようなイメージです。
ただし、塗り重ねすぎると色が濃くなってしまうため、シンナーでオイルを薄めて塗布すると良いでしょう。
それでも、消えない場合、上記の方法に加え、アイロンで「熱を加えて」あげます。
アイロンは直接当てるのではなく、手ぬぐいやタオルを挟みましょう。
【ワックス仕上げ】
ワックスは含まれている蝋の成分が水や熱で反応して白く変色します。
一度、熱を与えることで、元に戻すことができます。
上記同様、布を挟み、アイロンを当て、熱を加えてきます。
ひどい場合は、シンナーでワックスを除去して再塗装となります。
【ウレタン塗装】
ウレタンは熱・水に強いためあまりこういった染みはあまりできません。
ただし、できた場合は、塗膜そのものが変性しているため削り落とすしかありません。
【ラッカー塗装】
ラッカーは、熱や水の影響を受けやすいため、熱いものを置いたり、濡れた状態にしておくと、白く濁った輪染みができやすくなります。
これも、やはりその変性部位を落とす必要があります。
ただし、塗膜を完全に落とす必要のないとの記事を見つけました
表面のごく薄い部分のみが変成しているとのことで、研磨すればきれいな塗装面が出てくるようです。
http://www.hagerty.co.jp/whitemark1.html
使用するオイルは植物性の自然オイルをお勧めしております。
大和屋インテリアオイルをお使いください。
http://www.yamatoya-kk.co.jp/kenzai/natural/bui/maintenance/ma_001/