2020.12.01
[施工例インタビュー]そこにしかない建築をつくる
今回インタビューをさせていただいたのは、東京の株式会社テンジンスタジ…
フローリング
インテリア
2020年06月25日
無垢材を選ぶときに重要なのが、「塗装」です。
見た目の違いもありますが、触った時の質感や、傷がついてしまった時の補修など、実際にフローリングを使っていく上で気になるところですよね。
今回は無垢のダーラナパインフローリング(樹種:レッドパイン)に、異なる4種類の塗装を施し、①見た目、②水滴、③体感、④傷の補修 の4つの項目で比較しました。
ぱっと見の違いはあまり分かりませんが、光に当てると差がでます。
左の2つは木目がよく見え、木の質感がわかりますが、右の2つは木目が分かりにくく、艶があるのがわかります。ウレタンは艶消しタイプでも光にあてると艶がありますね。
ウレタン塗装とライ&オイルの上に水滴を垂らしてみました。
【拡大写真】
ウレタンの方は、水滴がぷっくりとしていて水をはじきやすいことがわかります。ウレタンに比べると、ライ&オイルの方はへた~っとしていています。
ウレタンは木の質感はなく、つるつるとしています。少し圧力を加えて手を離すと、くっついてくるような感覚があります。一方、オイルはさらさらとした感覚があり、節などの凹凸が手によく伝わります。
質感の違いを伝えるために、指とティッシュで表面をこすってみました。
指でこすると、オイルは何も音がしませんでしたが、ウレタンは「きゅっ」という音がしました。
ダーラナパインフローリング オイル/ウレタン塗装 音の違い①
ティッシュでこすってみると、ウレタンは、さらさらという音がしました。オイルは木目や節の質感が表面に残っているため、ざらざらという音がしました。
ダーラナパインフローリング オイル/ウレタン塗装 音の違い②
傷がついたパインフローリングです。左がウレタン、右がライ&オイルです。
まずはこの上に水滴を垂らします。
そして待つこと4分。水滴を拭きとってみると…
ウレタンの傷は変化がありませんでしたが、オイルは線状の傷が目立たなくなりました。
さらに、傷の部分にペーパーを当てました。
左のウレタンは、ペーパーをあてると塗膜が剥がれ白い粉がたくさん出てきました。木の部分を削るには時間がかかり、すぐには修復できませんでした。右のオイルはすぐに木の部分が削れ、ウレタンよりも早く補修できました。
こちらの写真は、ウレタン塗のものにペーパーを当てたあとの様子です。光に当てるとペーパーを当てたところだけ目立ちます。
以上が今回の実験結果です。
さて、今回は塗装の違いを紹介させていただきました。
見た目以外にも違いがあることがお分かりいただけましたでしょうか。
実際に使う樹種が決まったら、サンプルを取り寄せて様々な塗装で比較してみても良いかもしれませんね。
ちなみに、大和屋では「ほんものの木」の質感やぬくもりを伝えることができる「オイル塗装」をおすすめしています。
他の塗装と比べると傷つきやすくて汚れやすいと捉えられることもありますが、傷や汚れは削って直せるところ、なにより木のぬくもりを大事にしたいと思っています。
無垢フローリングをお使いいただく上で重要になる塗装。
お好みや環境に合わせてご検討下さい。
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