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木とともに、人とともに。2020年09月11日
創業からもうすぐ200年。「ほんもの」の木にこだわり続けた大和屋が、天然木のノウハウを結集して、「天然木商品のポイント」をまとめました。全5回のシリーズでお届けいたします。
いままで天然木で失敗してしまった方、何となく天然木を選んでいる方、天然木に不安を持っている方、これから天然木を使ってみたい方など、みなさんにとって新しい発見のある記事になっていると思いますので、ぜひご一読ください。
たとえば、天然木フローリングでこんな経験ありませんか?
「フローリング間に大きな隙間ができてしまった」
「大きな割れができてしまった」
「反り・狂いが発生して張り替えたことがある」
「カビが生えた!」
などなど・・・
フローリングの隙間があいてしまった様子
実はこれ、木の「含水率」が原因かもしれません。
天然木商品で最も重要と言っても過言ではない「含水率」。
どんな木の種類の商品を選んだとしても、とても重要な基準となるものです。
含水率とは、読んで字のごとく、木に含まれている水分の割合のことで、
「含水率を下げる=しっかり乾燥させる」ことが、天然木商品ではとても重要です。
含水率計でフローリングの含水率を計っている様子
もともと木には多くの水分が含まれています。
それを人工的に乾燥させたとしても、木は大気中の水分量と平衡を保とうとするため、湿気の多い時期は木の含水率も高くなり、乾燥する時期は木の含水率も下がります。この水分の動きによって、木が膨れたり、縮んだり、割れたりするのです。
含水率1%に対して寸法が変化する割合を「寸法変化率」といい、これは木の種類や、木の挽き方(板目・柾目など)によっても違います。
柾目
板目
例えば、スギ板で含水率が6%減った=乾燥した場合、板巾が120mmの場合、1.872mmも縮んでしまいます。(板目方向)
これだけ縮んでしまうと、かなり大きな隙間ができてしまいますね。
木は商品になっても呼吸をしているため、こういった木の動きを完全になくすことはできないのですが、極力少なくすることはできます。その方法が、「木をしっかり乾燥させる」ことです。
一度しっかり乾燥した木は、空気環境によって多少の変化はあるものの、なかなか乾燥前の含水率には戻りにくいという性質があります。
これを「木材のヒステリシス現象」といいます。
つまり、木に乾燥状態を覚えさせれば、その後の水分の動きというのはとても少なくなり、安定した材料になるということです。
天然木商品の場合、この「含水率」にしっかり気を配って製造されているものかどうか?
ここが、選ぶポイントのひとつになるので、ぜひ覚えておいてださいね。
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