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2022年10月13日

[施工例インタビュー]お施主様に寄り添った家づくり

今回は東京の木製玄関引き戸やバーチフローリング等ご採用頂きました、テクトハウジング有限会社 佐藤取締役専務様にインタビューさせて頂きました。

カメレオンの家づくり

家づくりの軸はお客様に寄り添い、お客様の色を前面に出すという事ですね。いわばカメレオンみたいにお客様一人ひとりに寄り沿って色を変え、そのお客様の色が全面に出せるような家づくりをしています。だからこそ打ち合わせなどもかなり密に行い、お客様のこだわりの部分を家づくりに落し込んでいきます。

大和屋との出会い

今回のお客様はこだわりの強い方で、和と洋をいいバランスで取り入れた家づくりをしたいとのご要望でした。私自身そういった雰囲気が好きなこともあり、こちらからも腰壁の提案をさせて頂いたり、「外壁はガルバ(ガルバリウム鋼板)と無垢でシックにどうですか?」等といった感じでかなり打合せには力が入りました。

 

その時にたまたま大和屋さんにカタログを送っていただいて引き戸を見た時に「あ、もうこれだ」と思ってお施主様と一緒にショールームに引き戸を見に行ったんです。そこで実際に実物に触れてお施主様もこれがいいと言ってくださったので、すぐに設計士さんに開口を広げてもらい玄関周りの図面をやり直しました。

フローリングも元は白っぽいような無垢材を探していて、たまたまショールームに伺った時にお施主様がバーチを見て、色合いをかなり気に入られて「これにする」といった感じで決まりました。

お客様の色を形に

社長もそうなんですけれど私自身が大工作業をしているので、お施主様への提案の引き出しは常に多く持っておいてお客様の要望に寄り添った提案を心掛けています。

昔からモノづくりが好きという事もあり、今では自社の加工場を使い職人さんとかといろいろなアイディアを出しながら造作の家具だったりちょっとしたインテリアを作ったりしています。結局家づくりに使用する材料ってお客様が買ってもらっているものなので、造作などで使ったフリー板の端材などもなるべく捨てないで何かに使えないかな、と社長や職人さんなどとよく考えています。

今回のスプルス三層板のスリットも天井材として使用したのですが、あまりが出たので何か活用できないかなという事で洗面所の鏡板にしたら面白いという事になり使ったところお施主様の評判も良く嬉しかったですね。

 

また、お施主様からのここをこうしたい、などの提案も自分にはなかった発想をくださるのでお施主様から勉強させて頂く機会というのもかなりあります。

 

お客様の一人一人寄り添った提案は勿論のこと、そこに現場を経験されたからこそできる提案をプラスすることによりお客様のご希望以上の家づくりを行っているテクトハウジングさんに今後も注目です。

テクトハウジング有限会社

東京都、神奈川県を中心に関東近郊でリフォームや新築を行っている。新築住宅は一般住宅だけでなく、工場や倉庫などありとあらゆる建設に対応可能。また、防音工事や耐震工事、介護住宅改修工事といった特殊な知識を要するリフォーム工事も得意とする。