空気の澄んだ冬の穏やかな日、路地を曲がると

塗り壁にレッドシダーがよく馴染んだ、素敵なお家を発見。

レッドシダーの玄関ドアを開けると、中に広がるのは大きな土間。

足元には大谷石、大きな窓からはやわらかな光が差し込みます。

薪ストーブの煙突、木のはしごが高く伸び、開放感あふれる空間が広がっていました。

土間からリビングへの腰掛の薄さにはスタッフも驚き。

ご主人がもともと持っていたアイデアを、実際に床材を見てから実現したそうです。

素材や細部へのこだわりがお家の雰囲気をぐっと高めていました。

こだわりの詰まったお家づくりの中でも、特にこだわったのは「やっぱり間取り。」

実は奥様は設計のお仕事をされており、細かいものを入れたら100パターン以上の間取りを検討されたとのこと。土地探しも含むと2年間をかけて家づくりを進めていったそう。家づくり全体のイメージは、大量に撮りためた写真をご夫婦で毎日のように共有することで、自然とすり合わせできていたようです。

「建物も（強くするために）できるだけ四角に。

でもレッドシダーは目立たせたかったのであえて入隅を作って。」

機能もデザインも損ねない設計を、プロならではの視点で実現していました。

「土間での団らんが、お気に入りの時間」とお話してくださったK様。

土間でつい寝てしまうこともあるほど、居心地のよい空間なんだとか。

リビングから土間、お庭へと視線が抜けることで、室内にいても外の雰囲気を感じながら寛ぐことができます。さらに窓からは日差しもたっぷりと差し込み、薪ストーブでとてもあたたかく過ごせるそうです。

室内の床や外壁、玄関ドアなどに天然木を採用いただきましたが、

K様はもともと、お家づくりをするなら「絶対に無垢！木がいい！」と決めていたとのこと。

シートや突板とは違う、無垢ならではの感触を楽しんでくださっていて、お家に来た人が「いいな～」と言いながら床を触ってくれることもあったそう。

節もいやらしくなく、上品な仕上がりのオークフローリングを気に入ってくださっていました。

「無垢は傷ついてもそれが味になるので。そこはお金をかけてでも無垢がいいなと。」

「節があるからこそ、本物らしい。」と感じているとのこと。

天然木ゆえの伸び縮みも、思っていたよりも少なく、安定性があったので、大工さんも張りやすいと言ってくださったそう。

大和屋を選んでいただいた理由は、

「玄関ドアの価格とデザインが、自分たちの理想と合っていました。

また、玄関ドアから外壁まで素材をそろえられる点もよかったです」。

「無垢材の経年、住みながら変化していくことのよさを伝えたいです。」

「やりたいようにやってほしいです。心残りのないように。」

内外装ともに素材の良さを生かし、さらにデザイン性と機能性を両立させた、素敵なお家を拝見しました。

K様、ご協力いただき、誠にありがとうございました。