Column木とともに、人とともに。

2020年07月06日

木製玄関引き戸 お手入れ方法

ほんものの木ならではの味わいと、高い気密断熱性能が人気の『木製玄関引戸』。

しかし、屋外は室内に比べて、紫外線や雨風、気温の変化など、木にとっては過酷な環境です。

木を保護し、美しい状態を長持ちさせるためには、木の特徴を活かした定期的なお手入れが必要です。

上手に付き合い、天然木の醸し出す味わい深い経年美をお楽しみください。

日常 のメンテナンス

⽉に1・2回程度、乾いた布(やわらかい布)などで表⾯にキズがつかないように、
ほこり等のふき取り掃除をしていただくだけでOKです!

雨水がかかったり、汚れがついた時早めにカラ拭きをしてください。

レールは特に砂・ホコリ・ゴミなどがたまりやすい所です。
開閉のときに砂・ホコリ・ゴミなどが扉の車にからまると、故障の原因になります。

軽快な開閉を維持するために、定期的に掃除をしてください。

鍵 のメンテナンス

意外とメンテナンスが疎かになってしまうのが、鍵のメンテナンスです。

こちらは日常的にというよりは、適宜行っていただくことをおすすめします。

鍵穴のゴミやホコリは掃除機で吸い出したり、エアーダスター等を使用して拭き出してください。

再塗装の方法

ご使用状況・状態によりますが、
1年に1度を目安に扉および枠の再塗装をしてください。

工場製造時には「オスモカラー#420外装用クリアー“プラス”」で塗装しております。

1.塗装しない部分をマスキングテープなどで念入りに養生します

2.サンドペーパー100番で表⾯の汚れを落とし、サンドペーパー400番で仕上げます

板と板の間もしっかりとサンドペーパーをあててください

3.濡らした布で表⾯をふき、けずりカス等を取り除きます

 

4.コテバケなどを使って塗料を伸ばしながら塗装し、乾かないうちに布でふき取りをします(ふき取り仕上げ)

再塗装をする場合は必ず扉の裏表・戸先や、枠も塗装をおこなってください。 

塗装に使用した刷⽑や布は自然発火の可能性がありますので、
火気の有無にかかわらず使用後すぐに水に浸して処分してください。

 

木製の玄関引き戸は、アルミなどの扉と比べると、ちょっとだけお手入れに手間がかかりますが、

手をかけるほどに、美しい経年を見せてくれるのが、木の扉の良いところです。

だんだん馴染んでいく、木の扉ならではの経年をお楽しみください。